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COLUMN
ホームページの写真の無断使用は著作権違反?お店が使ってよい写真と許可のもらい方
ネットで見つけた写真は、きれいでもそのままホームページに使えません。写真には撮った人の著作権があり、使うには許可がいるのが基本です。お店のホームページで迷いやすい写真ごとに、使ってよいかどうかと直し方をまとめました。
ネットの写真は撮った人の許可がなければ使えません。いちばん確かなのは、お店の写真を自分で撮ること。人の写真を使うなら許可をもらい、フリー素材なら利用規約の条件を守ります。
01ホームページの写真の無断使用は著作権の侵害になる
著作権法の第10条には、守られる作品の例として「写真の著作物」が書かれています。スマホで撮った料理の写真でも、撮った人に権利があります。
ほかの人の写真を許可なくホームページに載せると、著作権の侵害になることがあります。「お店の宣伝だから」「小さく載せただけ」でも同じです。
条文は2026年10月29日にe-Gov法令検索で確かめました。
02お店で使いがちな写真は使ってよい?
お店のホームページで迷いやすいのは、だれが撮ったのかがはっきりしない写真です。撮った人がだれかで、使えるかどうかが決まります。
写真使えるか
予約サイトの写真は、お店の人が撮ったものならそのまま使えます。お客さんの投稿写真やサイト側のカメラマンが撮った写真は、お店のものではありません。予約サイトの管理画面に自分で上げた写真なら、手元のスマホに元の写真が残っているはずなので、それを使えば安心です。
03「引用」なら許可なしで使える?
著作権法の第32条では、公表された作品は「引用」して使えると決まっています。ただし条件があり、報道・批評・研究などの目的で、正当な範囲内で行うものに限られます。
- 自分の文章が主で、写真は説明のための脇役になっている
- 引用した部分がどこか、はっきり分かれている
- だれの作品か(出どころ)を書いている
- その写真を使う理由が文章の中にある
お店の雰囲気を見せるために他人の写真を飾るのは、引用にはあたりません。「出典を書けば使える」わけではないので、飾りに使いたい写真は許可をもらうか自分で撮ります。
04無断使用の罰則は?
著作権を侵害したときの罰則は、第119条で「十年以下の拘禁刑若しくは千万円以下の罰金」と決められています。会社として行ったときは、第124条で会社に3億円以下の罰金がかかることもあります。
条文決まっていること
第119条は個人のお店にもかかわる決まりで、第124条は会社として行ったときの上乗せです。大事なのは罰則の重さより、知らずに載せている写真を早めに外すこと。直し方はこの記事の後半にあります。
05写真を使いたいときの許可のもらい方
使いたい写真があるときは、撮った人に直接たのみます。SNSの写真なら、投稿した人にメッセージを送ります。どこに・何に使うかを書いて頼むと返事をもらいやすくなります。
- 撮った人を探す投稿した人・撮影したカメラマン・メーカーの窓口
- 使い方を伝えて頼むお店の名前・載せるページ・使う期間
- 返事を残しておくメッセージやメールを消さずに保存
- 決まりを守る名前を書いてほしいと言われたら写真の近くに書く
〇〇(店名)の△△です。投稿してくださった□□の写真がとてもすてきで、お店のホームページのメニューのページに載せたいと思っています。お名前(アカウント名)を写真の下に書いてもよいかどうかも教えてください。むずかしければ断っていただいて大丈夫です。
メーカーの商品写真は、取引先の営業担当に「ホームページで使ってよい写真はありますか」と聞くのが早道です。
06フリー素材を使うときに見ること
フリー素材は「自由に何でもしてよい」という意味ではありません。サイトごとの利用規約に書かれた条件の中で使えます。
- お店の宣伝(商用)に使ってよいか
- 作った人の名前(クレジット)を書く必要があるか
- 使える枚数や、加工してよいかの決まり
- 人が写っている写真をどう使ってよいか
素材の写真は、ほかのお店でも同じものが使われていることがあります。料理やお店の中は自分のお店の写真のほうが伝わります。撮り方は次の記事にまとめています。
作り方・準備ホームページの写真の撮り方→07人が写っている写真は肖像権にも気をつける
著作権は撮った人の権利です。それとは別に、写っている人には「勝手に顔を出されない」権利(肖像権)があると考えられています。スタッフやお客さんが写る写真は、写っている人にも一言聞いておくと安心です。
08知らずに使っていたときの直し方
前の制作会社が入れた写真など、だれが撮ったかわからない写真が載っていることもあります。わからない写真は、自分で撮った写真に入れかえるのがいちばん早い直し方です。
- ページを1枚ずつ見る写真ごとに、だれが撮ったかをメモする
- わからない写真を書き出すページ名と写真の場所(上から何枚目か)
- 作った会社に聞く「この写真はどこから用意したものですか。答えをメールでもらえますか」
- 入れかえるか外す許可がわからない写真は自分の写真にかえる
持ち主から連絡が来たときは、まずその写真をすぐ外して返事をします。お金の話が出たときなど自分で決められないときは、弁護士に相談しましょう。
まるっとホームページの場合
- 用意した写真の権利はだれのもの?
- お客さまからいただいた文章・写真・ロゴの権利は、お客さまのものです(まるっとホームページの利用規約 第6条)
- 解約したら写真はどうなる?
- 公開から6か月以上使ったあとの解約なら、希望すれば写真をふくむサイトのデータをお渡しします(手数料10,000円・税別)
- 写真の入れかえは追加料金?
- 文字や写真の差し替えは月額の中でいつでも頼めます
- 写真を撮ってもらえる?
- 提携のカメラマンの出張撮影を別途お見積もりで手配します
- 渡す写真で気をつけることは?
- ご自身が権利を持つ写真か、使う許可をもらった写真に限っていただいています(同じ規約の第7条)
09よくある質問
加工・リンク・写りこみの3つは、「これなら大丈夫だろう」と思いこみやすいところです。
Q写真を少し加工すれば使える?
色を変えたり切り取ったりしても、もとの写真を使っていることに変わりはありません。許可がいるのは同じです。
Qリンクを貼るだけならよい?
ほかのサイトのページへリンクを貼るのは、写真を自分のサイトに載せるのとはちがいます。写真を保存して自分のページに貼るのは避けましょう。
Qお店の外観を撮った写真に、ほかのお店が写りこんだら?
通りの風景として小さく写りこむのはよくあることです。看板や人の顔が大きく写っているなら、撮りなおすか、その部分を切りましょう。
10お店の写真で安心して使うために
今日できる最初の一歩は、自分のホームページの写真を上から見て、だれが撮ったかわからないものに印をつけることです。ホームページの全体を見直すときは、トップページから流れをたどれます。
サービスまるっとホームページのトップ→まるっとホームページは、初期費用0円・ベーシック月8,980円(5ページ)とワイド月15,980円(20ページ)の月額制です(税別・最低6か月)。写真の差し替えはLINEで頼めて、出張撮影の手配もできます。
料金料金・プランをくわしく見る→運営 株式会社Glip。2021年から6年間、小さなお店から大きな会社まで、マーケティングとホームページ制作を手がけてきたノウハウで、わかりやすくお伝えします。